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集団自決への日本軍の強制に関する教科書への記述回復に反対する会が30日、県庁で記者会見を開き、文科省に訂正申請した教科書会社の対応などを批判しました。会見を開いたのは、29日に沖縄を訪れた「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長らです。

藤岡会長らは教科書会社が文科省に訂正申請を行い、「日本軍の強制」の記述を復活させようとしていることを批判。さらに、県民大会への参加人数にも異論を唱え、数の力で歴史を書き換えることは許されない」と訴えました。

そして、「今まで軍の命令、強制が教科書に書かれてきた唯一の根拠は、赤松さんと梅澤さんが命令を出したということがたくさんの本に書かれて信じられてきたからで、それが崩れた段階で当然、軍の強制、命令が無かったことは論理的に明らかだ」と主張しました。

また、集団自決への日本軍の強制を著書に記した大江健三郎さんを批判し、「大江さんが裁判で敗訴した場合、ノーベル賞を返上すべきだ」などと持論を展開しました。

藤岡会長らは集団自決に関する調査のために沖縄を訪れたということですが、今回の来県で座間味など慶良間諸島には行かないと話しています。