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宮古島市の上野地区野原で、伝統行事「マストリャー」が25日夜に行われました。

マストリャーは280年ほど前に始まったとされる伝統行事で、毎年旧暦8月15日の十五夜に行われます。

きれいな満月があたりを明るく灯す中、会場には子・申・午・寅の4つのグループを作った男性と、女性たちが列を作って入場しました。そして男性の棒降りが、鐘と笛の音にあわせて勇壮に繰り広げられます。

一方、女性たちは男性とは対照的にゆったりとした動きで、四つ竹の調べと優雅な踊りに集まった人達が酔いしれました。

最後は全員で輪になって、クイチャーを奉納しました。

地域の人達によると、最近は踊り手の高齢化が進んで、マストリャーの伝承が心配されていますが、ことしは高校生2人が新しく加わり、これをきっかけに若い人が増えればと期待を寄せています。