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30日未明、糸満市のボウリング場から出火し、火はおよそ16時間半にわたってくすぶり続け、午後5時過ぎにようやく鎮火しました。

火災が起きたのは、糸満市糸満の「マスターズボウル糸満店」。県警によりますと30日午前0時30分ごろ、従業員の男性二人がレーン上でボーリングのピンを除去する機械の溶接作業を行っていたところ、その火花が周辺に引火しました。

ボーリング場は当時、営業中でしたが、客15人と従業員3人の合わせて18人は全員避難して無事でした。

糸満市や周辺の市町村から合わせて20台以上の消防車が駆けつけましたが、出火場所のレーンの機械部分が複雑な構造になっているため、消火作業は難航。建物からの大量の煙を処理するため、消防では専用の機材で対応しましたが、煙の勢いは半日以上経っても衰えず、風下にあたった近くの漁港や市場は長時間にわたって煙に包まれました。

警察では、出火の原因となった溶接作業の方法に問題がなかったかなど、関係者から詳しく事情を聞いています。