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文部科学省が全国8カ所で実施する、検定を終了した歴史教科書の資料の公開を、沖縄でも実施するよう市民グループが訴えています。

文部科学省は来年度の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の集団自決について「日本軍の強制」の記述を削除するよう指示しています。「強制」削除は沖縄戦の実相を歪めると、文部科学省に削除指示を白紙撤回するよう求めているのは、教育関係者や1フィート運動の会などで組織する「沖縄から平和教育をすすめる会」です。

メンバーは県庁で会見し、2年前の検定を経て、去年4月から使用している中学の歴史教科書では「日本軍による強制」の記述があり、高校だけ削除するのはおかしいと指摘。今月末から全国8カ所で行われる検定資料の公開を沖縄でも実施するよう訴えています。

また修正意見を作成する際、どんな資料を基に議論されたかの審議経過についても、4月中に直接文部科学省の説明を求めたいとしています。