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戦後の混乱や貧困で義務教育を受けられなかったお年寄りが学ぶ夜間中学に対し、県は戦後補償の特例として、一部の生徒に中学校卒業認定に相当する措置をとることを決めました。

那覇市内にある「珊瑚舎スコーレ夜間中学」では、現在44人のお年寄りが義務教育に必要な科目を履修しています。しかし、国が認める夜間中学ではないため卒業が認定されないことから、これまで県に対して正式な卒業認定を求めていて、検討を続けていた県教育庁では、県内の通信制や定時制の高校に進学を希望する生徒に限って、中学校卒業認定に相当する措置を講じることを決めました。

これを受けて2007年春の卒業を予定している8人のうち、進学を希望する5人は6日午後、高校への入学願書を提出する予定です。珊瑚舎スコーレの星野校長は「引き続き正式な卒業認定を求めていきたい」と話しています。