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先月から県内の案内役という大役をおおせつかったQごろ〜。きょうは「食育」についてみなさんに楽しく理解してもらうために沖縄のいろいろな場所をお散歩したようです。

Qごろ〜「食育ってなあに?」

食育とは健康な身体を作るために食についての知識を楽しく身に着けること。項目はたくさんあるけれど、たとえば、きょうの朝ご飯のおかずはどこでとれたものだろう?って考えることも「食育」のひとつ。Qごろ〜!きょうは食の安全に取り組んでいる人たちを訪ねてみようね。

Qごろ〜は牧志の公設市場にやってきました。たくさんの食材であふれている市場。新鮮な魚や野菜が並んでいます。沖縄ならではの食材もたくさんあります。

Qごろ〜「お魚がいっぱいなの。魚・・・サカナ・・・海!?」

Qごろ〜食育探訪に出発です。さっそく名護の海に向かいました。

Qごろ〜「身体に良い食べ物、新鮮なものは〜♪ あれ?あそこにいるのは?」

そう、海といえばこの人!毎週金曜日のステーションQ「熱血!つり塾」でおなじみの山城 淳さんです。

山城「おはよう」

Qごろ〜「山城さん、食育についていろいろ知りたいなの」

山城「ああ、いいよ」

なにやらQごろ〜、真剣に山城さんから情報をもらっています。山城さんからのヒントは「畑」。食育の原点は安全な食材からだそうです。

Qごろ〜「ありがとうなの」

さて山城さんの情報を元にQごろ〜は糸満市喜屋武にやってきました。ここ糸満市は県内一のニンジンの産地。さらにここには食の安全を考えて野菜を作る生産者の人たちがたくさんいるそうです。ん?誰か呼んでいますね。

Qごろ〜「こんにちは」

伊佐尚子さん「こんにちは、Qごろ〜。よくきたねー」

Qごろ〜「伊佐さんはなにをしてる人?」

伊佐さんは安全でおいしい作物をつくる協同組合の役員。約30戸の生産者をつなぎ、流通に乗せる仕事を担っています。作物の生産計画から立ち会って、有機肥料を使った野菜をスーパーまで卸すのが伊佐さんの仕事。きっかけは自身と2人のお子さんのアレルギー体質を改善することだったそうです。

伊佐尚子さん「本来ならお母さんたちが畑に出向いて、このニンジンはいつ種まきをして、こういう人がこういう風につくって、それでわたしたちが食べることができるんだというところまで教えていくことが食育だと感じています(Q:実行するのは難しいですよね?)それならその現状を知っている私が、どうにかスーパーに来ているお母さんたちに伝えることができないかと思い、こういう風に作ってますよという栽培履歴を添付しての販売をおこなっています」

こちらは無農薬のニンジン栽培を3世代で手掛けている奈良さん家族。

Qごろ〜「これなに?」

奈良和江さん「ニンジンジュースでーす。にんじん100%!何も入れてないです。飲んでみて、はい」

Qごろ〜「甘くておいしいなの」

奈良和江さん「人間の身体作りと同じようにニンジンも育ててるから、間違いないと思います」

さて、こちらは同じく有機農法で作っているレタス畑。生産しているのは島当朝栄さん!

島当朝栄さん「自分が作ったおいしいレタスですから、みなさんどうぞ食べてください!カメラ見れないよ〜。もういいでしょ〜」

普段は無口で頑固な島当さん、本当は優しいおじさんです!Qごろ〜は島当さんからレタスのおみやげをいっぱいもらいました。よかったね、Qごろ〜!

Qごろ〜「おいしそうなの。ここの野菜はどこに並ぶのかな?」

そこでQごろ〜はお店に向かいました。奈良さんや島当さんが作ったお野菜は・・・?あっ!ありました。あの畑のお野菜たちはこんな風に並んでるんだね。

浦添りうぼう・小橋川恭史さん「地産地消という言葉がありますけれど、南部の契約農家の方々から直接商品を持ってきていただきまして。顔が見える商品ということで、それを目当てに、その時間に合わせて買い物に来るお客様もかなりいらっしゃいます」

さて、こちらは宜野湾市の保育園「恵泉幼児の家」。元気な園児たちが糸満でできた無農薬の野菜を食べています。

園児たち「いただきます♪」

Qごろ〜「おいしい?ぼくも食べたいなの」

管理栄養士・具志堅志保さん「家庭と保育園、学校、それから地域とその地域一体のまわりの企業であったり、農家さん、まわりの大人たちで一緒になって、これから子どもたちの食を育んでいきましょうということがこれからの食育のポイントだと思います」

Qごろ〜「一緒に食べるなの」

みなさんもきょうの夕食を食べる前に、少しでもいいので食べ物について考えてみませんか?食材、栄養、産地、なんのことでもいいのです。気に留めてかんがえること、それが食育なのです。