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嘉手納基地からF-15戦闘機が未明に離陸し周辺住民に騒音被害を及ぼしていることについて、稲嶺知事は住民の生活環境を守るため、政府とアメリカ軍が最大限の努力をするよう求めました。

アメリカ軍はF-15戦闘機の古い機体を新しい機体と入れ替えることを理由に嘉手納基地からきょう未明にF-15、2機と空中給油機を離陸させると嘉手納町に伝えていました。しかし、きょうの離陸は中止し、アメリカ軍はその理由を明らかにしていません。

アメリカ軍は7月下旬に4日間にわたり嘉手納基地から戦闘機を未明に離陸させ、県民から強い抗議の声があがりましたが、アメリカ軍側は運用面を重視し、今回も未明の離陸を通知していました。

稲嶺知事は、きょうの記者懇談会で基地問題の中でも嘉手納基地周辺住民の負担軽減は最も重要な課題と述べ、いかなる理由にせよ未明の離陸は認められないと政府に改善を求める考えを示しました。また、先月末、那覇防衛施設局と嘉手納基地の双方の担当者が協議し、未明の離陸を避ける方法を今後検討していくことを確認したことについては「最大限努力してほしい」と述べ、住民に被害を及ぼさない方法を見出すことに期待感を示しました。