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宜野湾市議会PFOS審議

国内での使用が原則禁止されてる有機フッ素化合物PFOSが普天間基地周辺から検出された問題について宜野湾市議会が基地内を調査するよう求めました。

桃原功市議会議員は「市民との信頼はどうなってるんですか。市民は不安に陥っている。改めてわたしは、しっかり米軍に対して、強い意志で(調査を)要求すべきだと思っています」と話していました。

桃原市議は2016年から2018年夏までに普天間基地周辺の西側にある9つの湧水と地下水から、有機フッ素化合物PFOSなどが高い数値で検出されたことを指摘しました。

このうちチュンナガーからは米環境保護庁が定める基準値の約30倍にあたる2000ナノグラムパーリットルもの極めて高い数値が確認されました。その上で桃原市議は宜野湾市の松川市長に対し県が普天間基地内立ち入り調査ができるようアメリカ側に求めてほしいと訴えました。

県の調査を分析したインフォームド・パブリック・プロジェクトオキナワの河村雅美さんは、アメリカの基準となっている70ナノグラムパーリットルも法的な強制力はないほか、アメリカ国内でもこの基準が適正なものであるか疑問視されていると話しています。