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沖縄戦当時、子どもたちが戦場で、どんな体験をしたのかを戦争体験者から学ぶシンポジウムが12日、浦添市で開かれました。

沖縄戦当時、10歳の玉木利枝子さんは、「砲弾が飛び交う戦場を逃げ惑いながら『生きたい』ではなく、『痛みを感じずに楽に死にたい』と考え続けていた」と語りました。

また、玉木さんは砲撃を受けた林の写真を見せながら、「まるで割りばしのように燃えかすになった(木の)幹が(地面に)突き刺さっている。このような状況が那覇首里から南にかけてほとんどこういう状況でした。命を落とした幼いいとこたち。父や叔父がどこでどうなったか分からない。こんなことがもろに頭に浮かんで寝ることができません」と、自らの体験を話しました。

そして、玉木さんは、「子どもの時に受けた沖縄戦の苦しみから生涯、抜けることができない」と語っていました。