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アメリカを訪問している仲井真知事。下院の軍事委員長に基地での環境問題について提起しました。一方、同行している神奈川県の松沢知事は普天間の辺野古移設を推進する発言をしています。

4日から訪米中の仲井真知事は日本時間の6日未明にアメリカ連邦議会を訪問し、下院のアイク・スケルトン軍事委員長と面談。アメリカ軍の特権を多く認めた日米地位協定の改定を提起しました。その中でも基地内で環境問題が起きた際に自治体が立ち入り調査を行う権利や、返還の際にはアメリカ軍が土地の原状を回復する義務を負うことを定めた特別協定の締結を提案しました。

仲井真知事は「(基地返還の際に)原状回復義務がない。そういうものをしっかり議論して、きちっと規定したらどうかということを話した」と語りました。

また、渉外知事会の代表として仲井真知事と同行している神奈川県の松沢知事は現地の大学での講演で「県外・国外は不可能。普天間基地を名護市辺野古に移設する計画を推進すべき」という考えを示しました。

この訪米は基地を抱える自治体で渉外知事会の代表として、あくまで地位協定の問題点の改善などを求めるものです。今回、松沢知事が普天間移設問題に言及したことについて、仲井真知事は「松沢さんの個人的な見解とうけとめてほしい」と記者団に釘をさす場面もありました。