
旧暦3月の清明にあわせ、沖縄戦で亡くなったすべての人々に宗教や国の別なくお供えをし、祈りを捧げようという清明祭が11日に糸満市で行われました。
糸満市摩文仁の平和祈念堂で開かれた清明祭は、礎に刻銘されたすべての人々に捧げる平和の祈りから始まりました。平和祈念像の前には重箱やお菓子、酒などがそなえられ、集まった遺族や賛同者などおよそ400人は奉納音楽に耳を傾けながら平和への思いを新たにしていました。
式典のあと中庭ではお供えの料理や飲み物が参加者全員にわけられ、清明祭さながらの和やかな雰囲気にあふれていました。