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はしかの感染を防ごうと17日、県内の医師たちがワクチンの接種を呼びかけました。17日、県庁で会見を開いたのは、医師たちでつくる「県はしかゼロプロジェクト委員会」です。

はしかは2008年、県内で41人が感染しています。はしかは感染者の1000人に一人が脳炎を起こしたり死に至るとして恐れられていますが、ワクチンを2回接種することで予防できることが分かっています。

国は2012年まで、1歳児と幼稚園児のほか中学1年生と高校3年生に対しても無料でワクチンの接種を行っていますが県内の接種率は5割から6割程度にとどまっています。このため委員会では、対象となる学年の生徒は学年が変わる前の3月中に接種を受けるよう呼びかけています。

会見で、はしか0プロジェクト委員会の知念正雄医師は、「(中学1年と高校3年でそれぞれ)7000人から8000人近い子どもたちがまだワクチン接種を受けていないということで、大変危機感を抱いている」と述べ、接種を呼びかけました。