空き家の債券を1億円に換金した女に判決

本島南部の空き家から盗まれた1億円相当の債券と知りながらその一部を金融機関で換金し現金をだまし取った罪に問われている女の控訴審判決で、福岡高等裁判所那覇支部は被告側の控訴を棄却しました。

この裁判は2025年8月、大城杏奈被告(28)が元夫と共謀し本島南部の空き家から盗まれたものと知りながら1億円相当の債券の一部を金融機関で換金して現金をだまし取った詐欺と組織的犯罪処罰法違反の罪に問われているものです。

一審で那覇地裁は拘禁刑2年6か月と罰金100万円を言い渡しましたが、大城被告は量刑を不服として控訴。

10月に開かれた控訴審の初公判で弁護側は押収品による被害弁償の可能性や、被告に前科がないことなどを挙げ、執行猶予付きの判決を求めました。

一方、検察側は控訴棄却を求めていました。

11月5日の控訴審判決で菊地浩明裁判長は「事件の性質や被告らが受け取った金額などに照らせば被告に前科がないことを考慮しても執行猶予にすべき余地はない」などとして一審の判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。

大城被告の弁護人は「上告するか検討する」としています。