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子育て中の家庭に知ってほしい実証実験を山城アナウンサーが取材してきました。

はい、来週は旧盆ですね。帰省や親戚の集まりなどで、子どもの生活リズムも変わるこの時期。夜になって突然、熱が出たり咳が止まらなくなったりと、急な体調の変化に不安を感じる保護者も少なくありません。そんな”夜の困った”を支える新たな医療サービスが本島全域で始まっています。

1歳を育てるお母さん「1歳児のお母さん。週末や夜間に熱が高くなることが今まで何回もありました。ひたすらインターネットで病院受診するほどかな?とか調べて」

8歳5歳2歳を育てるお父さん「日中、保育園で遊んでちょっと頭をぶつけましたという話を聞いていた後に夕方家に帰って吐いたりすると心配になるのでとりあえず病院に行こうとなることが多い」

7歳5歳2歳を育てるお母さん「熱を出すことがあってその度に、けいれんで救急車などを使っていた」

1歳3歳を育てるお父さん「子どもが小さくて経験が少ないので不安が大きい、怖いことがいっぱいありました」

急な子どもの体調不良・・。突然のことに戸惑った子育て世代も多いのではないでしょうか?? とくに夜間や休日などの診療時間外では、「救急に行くべきか、それとも様子を見てもいいのか」多くがこの”難しい判断”を経験していると思います。

旧盆前・休日・台風時に子どもが体調を崩したら?夜間小児オンライン診療始まっています

その迷いをサポートする取り組みが・・・

いっくるクリニック 知花愛里院長「こんばんは、きょう担当する医師会の知花です画面にいるお子さんは然くんで間違いないですか?」

子どものための『夜間オンライン診療』です。県医師会とへルスケア事業を手がける企業が共同でことし2月に、中部地区から実証実験を開始。

5月から本島全域へと拡大しました。

対象は、15歳以下の子どもで診療時間は、午後6時から10時まで。土日・祝日、台風時や旧盆でも診療します。診察を受けるためには、スマートフォンの「LINE」アプリで専用アカウントを友達追加し、必要な項目を入力します。

いっくるクリニック 知花愛里院長「然くん、咳・鼻水ないですか?ブツブツ見られますかね?」

母「見えるかな?」

知花院長「分かりました。細かいのがたくさんというよりは大きいものがポコポコありますね」

この日受診したのは、生後8か月の然くん。39度近い発熱と発疹が出たため、然くんのお母さんが初めて利用しました。    

宮城みさきさん「ちなみに手足口病とかではないですか?」

知花院長「口の中を見てみるとはっきりするかもしれないです。手足口病の場合、喉に水膨れができるので感染症自体の診断はちょっと難しいのですが、きょう家で療養していただく点に関しては大丈夫かなと判断しています」

今回は、自宅で経過をみることになりましたが場合によっては、救急病院を紹介することもあります。なぜ、このような取り組みを始めたのか?背景にあるのは、県内の「救急外来」のひっ迫状況です。

旧盆前・休日・台風時に子どもが体調を崩したら?夜間小児オンライン診療始まっています

知花院長「(Q.このサービスが生まれた背景)救急や小児の外来が得にひっ迫している。重症の方を対応するための救急外来なのに、軽症の方に人手や物が取られてしまって、重症の方の負担が増えてしまうというのが今の問題点。今回このオンラインをすることで軽症の方々をできるだけオンライン診療で対応して、軽症の受診を減らすというのが目的」

日本の救急医療は症状に応じて1次から3次まで役割分担されています。しかし、沖縄には1次救急を担う「休日・夜間診療所」が全国で唯一、整備されたことがありません。そのため、夜間や休日に軽症の小児患者が3次救急に集中しやすい状況です。

知花院長「私がいた病院は午前中3時間の受付で、50人ほど来る日もありましたし、9割ぐらいは軽症の方なので、1割の方にしっかり対応したいなというのは日々思いながら診療していた」

然くんの母 宮城実咲さん「病院に連れていくのも診察までの時間病院で待つのもちょっと大変なので一人で判断できない時は多いのですぐオンラインで専門の方に診てもらえるのは安心しました」

ただ、県医師会では、意識障害やけいれんがある場合は、オンライン診療ではなく、迷わず救急を受診してほしいと呼びかけています。

14歳と3歳を育てるお母さん「多分安心できる言葉とかも必要かなも思っていてオンラインですぐつながって先生から一言でも安心できる言葉があれば」

知花院長「初めての子育てだったり、2人目、3人目であっても育児の不安というのはみんな同じお子さんじゃないのであると思うんですよ。特に夜は皆さん不安になる時間帯なので。気軽にもっと頼っていただけるといいかなと思います」

先日の台風13号では、通常の2倍弱の利用があったそう。現在は、県内の小児や救急の医師、およそ20人が輪番制でオンライン診療を担当しています。

旧盆前・休日・台風時に子どもが体調を崩したら?夜間小児オンライン診療始まっています

では、ここで実際にどうやって使うのか改めて紹介します。対象は、生後半年から15歳未満の子どもです。LINEアプリからこの「HELPOドクター」を友達追加し診察の希望時間を選択したあと、問診などを入力することで受診できます。

保険診療の対象で、一時的に受診料を支払うものの役場で「こども医療費助成」の手続きをすることで後日、指定の口座に費用が振り込まれます。

また、薬を処方された場合かかりつけの薬局で受け取ることが可能で担当した先生が処方箋を希望する薬局に送る仕組みとなっています。ただし、意識障害やけいれんなど、緊急性が高い場合はオンライン診療ではなく、迷わず救急を受診してください。

実証実験は、来年3月までの予定です。子どもはいつ体調を崩すか分かりません、ぜひ、ラインのアカウントを友達追加して備えておくと安心です。ここまで特集でした。