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太平洋戦争末期、フィリピンで戦闘に巻き込まれ、犠牲となった県出身者らを慰霊しようと、遺族らが、ダバオで開く慰霊祭を前に、2026年7月22日、那覇空港から現地へ向けて出発しました。
戦前から、多くの県出身者が移住していたフィリピン・ミンダナオ島にあるダバオ。
太平洋戦争末期の激しい地上戦で、1万人2000人あまりの県関係者が、巻き込まれ犠牲となりました。
元移民や遺族らで作る、「県ダバオ会」のメンバーで構成する慰霊交流団は、慰霊祭の開催と交流を目的に現地へ向かうため、2026年7月22日、那覇空港で結団式を行い、遺族や関係者30人が参加しました。
戦時中をフィリピンで過ごし父、弟、妹を亡くした安里初枝さん(89)は「父親と弟と妹が向こう(フィリピン)で亡くなりました。ずっと山の奥まで避難しましたけど、逃げ回ってひもじさだけしか頭に残っていません。おじいちゃんが下まで降りて行ったらたくさんあるはずだから、食べていこうねっていわれて、それはご飯を腹一杯たべて天国に行こうねの話だったと思います。もう二度とああいう戦争がないことを願いたいです」と話しました。
交流団のメンバーは2026年7月22日から27日までフィリピンに滞在し、現地で慰霊祭などに臨む予定です。
県ダバオ会による慰霊交流団は、長年、現地で、慰霊祭や交流会を続けていましたが、2020年の新型コロナの流行やメンバーの高齢化により、一時、中断していました。
しかし、遺族らの強い要望を受け、2024年に交流を再開したということです。
関係者は、「できる限り続けたい」と話しています。
