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宮古島市・伊良部地区の豊年祭「ユークイ」が行われ、地域の人たちが五穀豊穣と無病息災を願いました。

ユークイは、旧暦の9月に伊良部地区の5つの集落で行われる伝統祭祀です。このうち仲地集落では、ブンミャーと呼ばれる拝所からユークイが始まりました。

続いて、集落の北側にある御嶽に移動し、神に仕える女性、司母とともに住民らは向こう1年の五穀豊穣と地域の繁栄を願いました。

このあと、神に仕えてきた歴代のツカサたちが輪になり踊りを奉納。女性たちは着物の裾を軽く持ち上げ富を招き入れる所作を繰り返しながら「果報に満ち溢れますように」と願いを込めて踊りました。

司母・譜久島和代さんは「みんなが部落の人たちなど、みんな来てくれて、きょうもすごい楽しく、みんな元気でこの一年間過ごせるようにということで、みんなでお祈りしたので、よかったと思っています」と話しました。

ユークイの最後には、みんなで伝統のクイチャーを踊って、喜びと感謝を伝え合いました。