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沖縄からハワイに移民が渡って125年の節目を記念して、ハワイと沖縄の絆をたどる講演会が那覇市で開かれました。この講演会は、ハワイに渡った移民の歴史を振り返るとともに、ウチナーンチュネットワークの継承と発展を図ろうと県立図書館が企画したものです。
基調講演では、琉球大学・名桜大学名誉教授の山里勝己さんが、1980年から2000年にかけてさまざまな分野で活躍したハワイの県系3世に焦点をあてた本『ボーン・アゲイン・ウチナーンチュ物語』を切り口に、移民の歴史やハワイにおける沖縄コミュニティについて話しました。
琉球大学・名桜大学名誉教授 山里勝己さん「1世、2世、3世のリーダーシップの継承がスムーズに行われた。別の言い方をすれば、1世、2世がリーダーシップを握らないで若い人たちにどんどん継承させていった」
トークディスカッションでは、ハワイ出身の県系3世、4世も登壇し、自身の経験などを踏まえて、1世のスピリッツを次世代にどのように継承していくかを議論しました。
会場を訪れた人たちは、紡いできた絆をより強固なものにするため、これからの交流や活動のあり方について考えを巡らせていました。