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2026年秋の完成を目指す首里城正殿の玉座の上に掲げる扁額の題字の金箔を磨く作業が行われました。

漆職人の諸見由則さんは「(金薄磨は)磨くんじゃなくて薄く漆を塗るってかたちですね」と話します。

首里城正殿2階の御差床いわゆる玉座に掲げられる扁額のひとつ「中山世土」の題字に6月、金箔を貼る作業が行われ金箔が落ち着いた9日、「金薄磨」が行われました。作業は、職人3人が丁寧に専用の刷毛で漆を塗ります。漆を薄く塗ることで金箔が剥がれにくくなり劣化を防ぐ効果があるということです。

漆職人の諸見由則さんは「(金薄磨後は)手でこすっても問題ない、長いあいだ持ちます、何十年も持つと思います」と話しています。

令和の扁額復元では、琉球王国時代の古文書の記録により色が朱色から黄色に変わり、額縁に透かし彫りが施され2026年3月には、往時に近い扁額へと生まれ変わります。