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あす23日の慰霊の日を前に、被爆者らで集う日本被団協の代表委員が玉城知事と面談し、戦後80年の節目に平和について語り合いました。22日、玉城知事と面談したのは日本原水爆被害者団体協議会で代表委員を務める田中重光さんです。
長崎県出身の田中さんは、先の大戦で爆心地から約6キロ地点で被爆、当時4歳でした。現在は、被団協の代表委員を務めながら語り部としても活動していて、去年、団体にノーベル平和賞が贈られました。
田中重道さんは、23日の全戦没者追悼式に出席するため沖縄を訪れたもので「先人たちと同じ平和への道を歩んでほしい」と次世代への思いを語りました。さらに「平和という問題は小さいときから心の中に植え付けて、決して平和を忘れないということを常に日常生活の中にも感じてもらうということが大事だと思う」と話しました。
田中さんと意見を交わした玉城知事は「声に出して核の廃絶を訴えていかなければ暗黙の了解とも受け止められる。若い世代には体験者から受け継がれた平和に対する思いを繋いでいってほしい」と述べました。
田中さんは、あさって24日、タイムスホールでの「戦後80年シンポジウム」にも登壇するということです。