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沖縄戦から80年が経つ中で、過重な基地負担などを問い今後の沖縄について考えるフォーラムが那覇市で行われました。

このフォーラムは戦後80年を迎えるなか、今もなお続く基地問題や、基地があるゆえに発生した事件・事故などを見つめ直し、沖縄の未来について考えようと民放労連・民放労連沖縄地連が主催したものです。

おととい行われたフォーラムでは、TBSテレビプロデューサーで沖縄県知事の苦悩を描いた映画「太陽の運命」の監督、佐古忠彦さんと沖縄国際大学准教授で沖縄戦後史や平和研究が専門の秋山道宏さんが登壇。

佐古さんは、2004年の沖国大へリ墜落時に県外のマスコミは大きく報道しなかったことに触れ「県外では単なる事故として『点』で捉えていた一方、戦後、多くの矛盾を背負ってきた沖縄からすれば歴史のすべてが『線』で繋がっている」などと話しました。

また、自民党の西田議員の発言をうけ「沖縄戦が語り継がれた背景を知ってもらうにはどうしたらいいか」という参加者から寄せられた問いに秋山さんは「『軍隊は住民を守らない』という沖縄戦の教訓が作りあげられてきた意味をしっかり繋げていくことが大切だ」と述べました。

その他にも、登壇者らは大学生からの質問に答えるなどして今後の沖縄の在り方について意見を交わしました。