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久米島で、約100年ぶりとなる島在来の蚕の自家繁殖に、成功していたことが分かりました。自家繁殖に成功したのは、久米島在来の蚕でシマムシの呼び名で親しまれる「琉球多蚕繭」です。
古くから久米島では養蚕が行われてきましたが大正の初めごろ、生産性の高い品種へと切り替わり「種継ぎ」と呼ばれる島内での自家繁殖は途絶えました。
そうした中、2012年島の養蚕文化を復活させようと久米島紬保持団体らが県外の研究機関などから卵を購入しシマムシの飼育を開始。
ただ近年は、外部から卵を入手することも困難になっていたことから、団体では「自家繁殖」に挑戦し、2025年春に種継ぎをした後、保管していた卵が2026年5月に孵化し、6月には交尾・産卵までの一連のサイクルを終え、約100年ぶりに自家繁殖に成功しました。
久米島紬保持団体桃原会長「(繭から)糸づくりも大変だった。みんな自分たちで糸を取っているから(それぞれ)手も違うし」
琉球多蚕繭の繭から取った糸は首里城火災で被災した衣装の復元に活用されます。対象となるのは「紬黄色地ムルドゥッチリ袷衣裳」と呼ばれるもので今年度は試作品を制作しています。
久米島紬保持団体桃原会長「うっちん(ウコン)染めはあまり久米島ではやっていない。黄色の染料が豊富だから」「織りに入らないと分からないけど色を出すのが難しい」
本制作は、2027年度から始まる予定で2028年度の完成を目指しているということです。
