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熊本市の慈恵病院が設置した「こうのとりのゆりかご」に最初に預けられた当事者の男性が県内で講演し命をつないでいく地域社会の大切さを訴えました。
この講演会は、地域で支えあいながら社会的孤立の解消を目指そうというサンクス運動の一環で開かれ福祉や教育関係者などおよそ240人が集まりました。
講師は「こうのとりのゆりかご」に預けられ里親家庭で育った宮津航一さんで「こうのとりのゆりかごから始まる第2の人生」というテーマで話しました。
宮津さんは、「こうのとりのゆりかご」に預けられ、里親家庭で育っていることを小さいころに伝えられていました。
ただ、友人には打ち明けることが出来ず自分が誰から生まれたのか考える時期もあったといいます。
「こうのとりのゆりかご」は設立から19年、これまでに200人の子どもが預けられています。
宮津さんは、「家族」や心を満たす居場所の大切さについて述べました。
宮津航一さんは「家族とは血がつながっているということではなくて最後まで味方でいることだと何があっても味方でいるのが家族だとこれは私だけでなくて他の里子たちにも同じように父はこの言葉を伝えていました」と話しています。
宮津さんは「一緒に住んでいる家族だけでなく地域やコミュニティーでも最後まで味方でいるという考え方が広がり子どもたちが安心して生きていけるような『こうのとりのゆりかご』がいらなくなる社会を作りたい」と話していました。
