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2026年秋に完成を目指す首里城正殿。復元作業が進む中、正面に飾られている小龍柱に「高欄」という手すりの部分を設置する作業が公開されました。

「石高欄」は、御庭から正殿へ上がる基壇と階段の周辺に設置されるもので、与那国産の細粒砂岩という岩石で制作されています。現場では、2026年5月12日、取り付け作業の様子が公開され作業員が羽目石や親柱、束石などを慎重かつ丁寧に取り付けました。

高欄の取り付けは、石と石の接合部分が凹凸になっているためパズルのように組み合わせる技法を採用しています。また、担当者は平成の復元で行われなかったある工夫がされたと話します。

琉幸建設の伊計安現場責任者は「隙間を設けています、クリアランス2ミリ程度、耐震的な意味もあり将来、地震で揺れた時に中のクッション材が吸収できて土台同士のぶつかりを防ぐように、平成の時と違う点です」と話しました。

また、今回の復元で石獅子のデザインが変わり、現在、県立博物館・美術館に保管されている戦前に制作された、顔の部分を参考に作られていて、正殿に上る階段のある登高欄に6体、基壇に沿って左右にのびる平高欄に6体設置されます。

石獅子と小龍柱を彫った担当者は「職人の手仕事を感じ取ってほしい」と話しました。

彫刻師の津波夏希さんは「石彫刻の派手な所だけではなく本当に細かいところまで作り込まれて職人さんの手が入っている細部まで見て感じ取って頂けたらなと思います」と述べました。

高欄の取り付け作業は、2026年5月中まで行われ、その後、基壇の床に磚瓦を敷くほか大龍柱を設置する作業に入るということです。