2026年度のスタートとともに暮らしに直結する品物が、相次いで値上げしました。
食品では、2026年に入って初めての「値上げラッシュ」となる見通しでまた本島の路線バス運賃もきょうから引き上げられます。玉城真由佳アナは「新年度の始まりとともに家計を直撃する値上げの波が押し寄せつつあります。」と伝えました。
帝国データバンクは、2026年4月、値上げされる飲食料品は2798品目にのぼると発表しました。単月で2000品目を超えるのは2025年10月以来で、2026年に入って初めての「値上げラッシュ」です。
分類別で見るとそのうち最も多いのは、マヨネーズやドレッシングなどの「調味料」で1514品目。このほか、即席袋麺やカップ麺などの加工食品、ウイスキーやワインなどの酒類・飲料、食用油などの原材料なども値上がりの対象です。
その背景には、原材料費や輸送コストの上昇、”円安”の影響があると分析しています。買い物で訪れた女性客は「家計に響きますね、食料品は毎日買うものなのでこれ以上は値上げしてほしくない」と話しました。
買い物で訪れた親子は「(子どもの)部活もやっているので週末は弁当とか作らないといけないので節約しながらどうにかこうにか作っている。」と話し、「値上げをどう思うか」という質問に「嫌だ」と答えました。
県内でユニオンやスカラを展開する野嵩商会の担当者によりますと現在、商品価格は据え置いているものの2026年4月中に加工食品だけでもおよそ200商品の値上げを予定していて10%から15%の値上げ幅を見込んでいるということです。
ユニオンスカラ国際通り店・食品部チーフの金城裕弥さんは「とっても心苦しいが値上げは必要かなという感じになってきている。ユニオンでは日替わりで値下げなどを頑張っているのでそこを見てもらえたら」と話しました。
また、帝国データバンクは、2026年の後半にも、円安や原油高などで再び値上げ傾向が強まる可能性があると見ています。
こうした中、県民の暮らしに欠かせない公共交通にも影響が広がっています。2026年4月1日から那覇バスと琉球バス交通、それに沖縄バス、東陽バスの4社で、那覇市内の均一運賃が260円から280円に引き上げられました。
通勤定期は値上げとなる一方、子育て世代の家計負担を考慮し通学定期は据え置かれました。那覇バスの担当者は、運賃改定の理由について、「燃料費の高騰に加え、乗務員の確保や設備投資など、安定した運行サービスを提供するために収支改善が必要と判断した」としています。
2026年度への期待が膨らむ4月ですが、食料品に交通費と家計への負担は重くなっています。値上げの波の中で、暮らしをどう守っていくのか、一人ひとりに工夫が求められています。
