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2026年秋に完成を控える首里城正殿。浦添市では2月26日、正殿内部に掲げる「扁額」の彫刻部に金箔を貼る作業が始まりました。

中国の皇帝から送られた御書をもとにつくられた「扁額」はかつて、正殿2階の御差床に掲げられていました。

2026年秋の正殿完成までには「中山世土」の扁額1枚が復元予定で、今回は、新たな知見を根拠に地板は朱色から「黄色」に、額縁の文様は絵から「彫刻」に火災前から仕様が変更されています。

浦添市の工房で26日から始まったのは、彫刻部に金箔を貼り付ける「金箔押し」と呼ばれる工程です。制作を担当する漆職人の諸見由則さんによりますとポイントは、金箔を貼る際に接着剤の役割を果たす箔下漆の塗布量です。

漆職人諸見由則さん「漆をどうつけるかによって金箔の色が違ってくる」

のせる量を間違えると、金箔を貼った際に色がくすんだり場所によって厚みが変わったりするため、紙で丁寧に拭き取り適切な量を調整します。

その後、箔ばさみと呼ばれる竹製のピンセットで一枚一枚丁寧に金箔が貼り付けられました。

扁額の彫刻部は今後、透き漆と呼ばれる漆を塗り重ねて仕上げる「金箔磨き」に入り、6月ごろに完成する見込みです。

一方、首里城公園の工事エリアでは、24日から正殿につながる左右の両廊下に瓦を葺く作業が始まりました。国の担当者によりますと、3月中に塗装工事も開始予定だということです。