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アメリカ軍は12月12日午後、嘉手納基地上空で5カ月連続となるパラシュート降下訓練を強行しました。
12月12日午後2時ごろ、嘉手納基地上空では、アメリカ軍の輸送機から兵士複数人がパラシュートを使って次々と降下する様子が確認されました。
日米が沖縄の基地負担軽減を定めたSACO最終報告で、降下訓練は伊江島で行うことになっていますが、軍は2023年から伊江島補助飛行場の滑走路改修を理由に嘉手納基地で訓練を繰り返していて、今回の訓練強行で5カ月連続で、2025年に入って9回目となりました。
軍による降下訓練をめぐっては、11月20日、東京・横田基地上空で実施した訓練の際、隣接する東京・福生市の児童館の屋上におよそ1キロの部品を落とすトラブルがあり、東京、羽村市では、11月18日、アメリカ陸軍兵1人が訓練区域の外に着地し、軍が訓練を2日間中止したということです。
訓練による事故が懸念されるなか、県は、沖縄防衛局を通してアメリカ軍に降下訓練を実施しないよう強く要請し、12月15日に使用再開の式典が予定されている、伊江島補助飛行場での訓練を前倒しすべきだと指摘していました。
