失語症と生きる 石垣島出身の音楽教師が講演

生徒たちに夢に向かって努力することの大切さを伝える特別授業が那覇市の高校で行われました。

12月5日、那覇市のKBC高等学院を訪れたのは、石垣市出身で元音楽教師の大浜安功さんです。

大浜さんは、2022年にコロナで入院中、脳梗塞を発症し、その後遺症で読み書きや発語が困難になる「失語症」を患いましたが懸命にリハビリし、言葉を発する力を徐々に取り戻しています。

大浜さんは、全校生徒約100人を前に、夢を持つことの大切さを伝えたほか、失語症と向き合いながら言葉を取り戻す日々を送る自らの経験を話し、作詞作曲した歌であきらめないことの尊さを伝えました。

女子生徒「失語症とか、体がうまく動かなくなることによって、一瞬失われかけたのはつらい経験だったと思うんですけれど、それも歌に変える強いところがとても感動しました」

大浜安功さん「失語症ではあるけれど、めげず、生きて歌にあったように、第二の人生と思って負けずに生きていきたいなと思ってます」

生徒たちは、情熱を失わずにあきらめない気持ちを持ち続けることの大切さを学んだようでした。