断水19万戸に影響/水道復旧進むも南城市などで不便続く

導水管の破裂から3日目、水の供給は復旧しましたが、一部地域で未だ水が出にくい地域があります。県は、2025年11月26日午後、断水についての危機管理対策本部会議を開き、被害状況を共有しました。

2025年11月24日未明、大宜味村塩屋に敷設された導水管が破裂し、その影響で、西原浄水場から送水ができなくなり、本島南部の7つの市と町で断水が発生しました。

11月26日に行われた県の危機管理対策本部では、今回の事故で19万2000戸あまりが断水しましたが、11月26日午後2時までにほとんどの地域では解消されたということです。

この影響で11月25日は、幼稚園1園・小学校1校・高校3校・特別支援学校7校が休校となり、幼稚園6園・小学校60校・中学校31校・高校7校・特別支援学校3校が午前授業にするなど日程変更の報告がありました。

また、各地の公園やモノレールの駅で、トイレの使用を停止する対応がされていましたが、現在では、使用が再開されています。

ただ、南城市知念と大里の一部地域で水が出にくい状況にあり、完全復旧には至っていません。

県は、断水の影響が限定的になったとして、危機管理対策本部を廃止し、今後は、県企業局の危機対策本部が情報収集や必要な対策を行うとしています。