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国民保護法での有事の住民避難計画を巡って18日夜、宮古空港で避難住民が飛行機に乗るまでの手順の確認が行われました。

塚崎記者は「定期便の運航が終わった、夜の宮古空港です。住民避難の実地確認として避難者役の人たちが続々と空港に入ってきます」とリポートしました。

政府などは、有事に、先島地域の5市町村の住民およそ12万人を九州各県と山口県に避難させる計画を立てています。この計画の検討の一環として18日夜宮古空港で「実地確認」が行われました。避難者役およそ100人は分散して空港にバスで到着。

臨時の保安検査場などを通過し、飛行機に乗り込むまでの動線や所要時間を検証しました。避難者役には視覚障がいのある人など配慮が必要な人も含まれていて、職員などが対応の手順を確認していました。

宮古島市の嘉数市長は終了後の取材に「おおむね想定内の時間に収まり、順調に進んだ」と述べています。

避難計画は台湾有事が念頭にあるとみられますが、県などは今回の実地確認を「特定の事態を想定したものではない」としています。