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アメリカ軍基地内のトイレで女性に性的暴行を加えた罪などに問われている海兵隊員の初公判が11月18日開かれ男は「記憶にありません」と起訴内容を一部否認しました。
不同意性交等と傷害の罪に問われているのは、アメリカ海兵隊一等兵のオースティン・ウェディングトン被告(28)です。
起訴状などによりますと、ウェディングトン被告は2025年3月、本島中部にあるアメリカ軍基地内の女子トイレの個室で、基地従業員の女性の首を手で絞め性的暴行を加えたほか、助けに入った別の女性の顔面を踏みつけ、背後から首を絞めるなどの暴行を加えけがをさせたとされています。
11月18日、那覇地裁で開かれた初公判でウェディングトン被告は「記憶がありません」と、起訴内容を一部否認し、不同意性交等の罪については無罪を主張しました。
弁護側は、女性に何らかの暴行を加えた事実は争わないが、性的暴行はしていないとしています。また、助けに入った女性に対し、首に腕を回して絞め、けがをさせたことは認めたものの、足で顔面を踏みつけたことは否認しています。
冒頭陳述で検察は、被告や被害者らがトイレに入っていく様子が防犯カメラに映っていたことや、女性がトイレの個室に入った後に被告が隣の個室に入り壁をよじ登って侵入したことなど犯行当時の状況を説明しました。
次回の公判は未定で、調整がつき次第開かれます。
