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県出身者5人も含まれています。83年前、水没事故のあった山口県の長生炭鉱で、犠牲者の遺骨収集のための潜水調査が行われ、8月26日、海底の炭鉱内から遺骨とみられるものが見つかりました。

長生炭鉱は、1942年2月3日に海底坑道の天井が落ちて水没。県出身5人を含む183人が犠牲となり、水没事故から83年経った今も海底には、遺骨が残されたままです。

市民団体によると、8月25日に、事故犠牲者の遺骨収集のための潜水調査が行われ、ピーヤからおよそ200メートル水深43メートルの坑道内で複数の骨のようなものをダイバーが見つけました。

大きいもので長さ42センチあり、骨のようなもののそばにはクツのようなものがあったということです。

井上洋子共同代表は「期待を持つと、なかった時が気持ちの切り替えが大変なので平静を装っていましたけど、吉報を聞けてうれしくて涙が出て、たまりませんでした。ありがとうございます」と話し、記者から「受け取った時の気持ち」について問われ「よう待ってくれたねって。遺骨が出てきてくれてありがとうというそういう気持ちでしたね」と答えました。

市民団体によりますと、警察に渡し人の骨かどうか鑑定を依頼したということで、8月26日も潜水調査は行われました。