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「1票の格差」が是正されないまま実施された参議院議員選挙は憲法違反だとして、県内の弁護士が選挙の無効を求めて提訴しました。
この提訴は、7月20日に投開票が行われた参院選について、選挙区ごとの「1票の価値」に格差が生じているのは違憲だとして、弁護士グループが選挙無効を求め全国14の高裁・高裁支部へ一斉に行ったもので、県内では7月22日に福岡高裁那覇支部に提訴しました。
訴状によりますと、今回の選挙で議員1人あたりの有権者数が最少の福井県選挙区と最多の神奈川県選挙区では、3.102倍の差があり、沖縄県選挙区との差は、1.891倍になっていると指摘しています。
「一票の格差訴訟」を提訴・齋藤祐介弁護士は「投票価値の低いところの有権者の票が軽んじられている、権利が侵害されているといわざるを得ない」と述べました。
この裁判は、年内にも1回目の弁論が開かれる見通しです。