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アメリカ軍関係者が、私的に使用する「非公用軍事郵便」で大麻リキッドを密輸したとして、43歳のアメリカ国籍の男が逮捕・送検されていたことが分かりました。
麻薬取締法違反の容疑で逮捕・送検されたのはアメリカ国籍の自称自営業マシュー・ウェスト容疑者(43)です。
県警や沖縄地区税関によりますと、ウェスト容疑者は、6月9日、アメリカ軍関係者が私的に利用する非公用軍事郵便で、アメリカから軍人の夫を持つ県内に住む娘に大麻リキッド2.91グラムを送り、密輸した疑いが持たれています。
6月11日、税関職員が郵便物を検査していたところ、男が送った石鹸の入った容器が二重底になっているのに気づき、検査したところ大麻リキッドを発見したということです。この事件で沖縄地区税関は男を、7月7日付けで関税法違反の容疑で検察に告発しています。
男は当時、旅行で県内を訪れていて大麻リキッドは、自身で使用するために密輸したとみられ、税関などの調べに対し「大麻リキッドは送っていない」と容疑を否認しているということです。
2024年1年間、県内で摘発された不正薬物の密輸の件数は99件で、このうち半数以上の58件は、非公用軍事郵便での取り扱いだということです。