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来年秋の完成をめざし、新たな工程に入っている首里城正殿の再建。これまで雨風から建物を守るために覆っていた素屋根が先月から撤去が始まっています。

2022年から始まった首里城正殿の再建では「見せる復興」をテーマに実寸大の図面を引くための原寸場や正殿を雨風から守る素屋根を設置し、進捗状況を公開していました。

正殿の向拝柱と外装の塗装が完了し、先月8日に宮大工や漆業者による作業の様子を見ることができたフロアを閉鎖。現在、木材倉庫の解体作業が進み、先月下旬から素屋根の撤去に向けた工事が始まっていて、建物の周囲には足場の設置が行われています。

撤去工事は10月末までに完了予定で、関係者は「6年ぶりに皆さんの前に正殿が現れるので楽しみにして欲しい」と話していました。

素屋根の解体工事の期間中は復興展示室や世誇殿などで、工事の最新の映像や実物模型で復元の様子を紹介するとしています。