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陸上自衛隊が与那国島に地対空ミサイル部隊を配備する計画を巡り、基地の土地取得が2025年度になる見通しであることがわかりました。

与那国島では、現在の駐屯地と隣接した場所に地対空ミサイル部隊の基地を整備する計画のほか、有事の際に使用も念頭にあるとみられる港の建設計画も浮上しています。

与那国町教育委員会・寺村有美恵教育長は「令和7(2025)年度に用地を取得できる見込みと話があった」と述べました。

2024年3月19日の与那国町議会で寺村教育長は、ミサイル基地の用地取得予定について防衛局から説明があったことを明らかにしました。また、港の整備計画についてもやり取りがありました。

田里千代基議員は「軍事的(利用)想定をしたものを、前もって知っていながら立案したのではないか」と質問をすると、譜久嶺弘幸副町長は「議員がおっしゃるような意図的なものは最初からない。はっきりもうしあげておく」と答弁しました。

港の整備については、住民グループが予定地に大規模湿原があることを踏まえて白紙化を求める陳情を議会に提出していましたが、2024年3月19日の議会では賛成少数で不採択となりました。