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1月23日は沖縄県内各地で気温が今季最低となるなど冷え込んでいます。強い風が吹くなど荒れた天気が続いていることで那覇と周辺離島をつなぐフェリーに欠航が相次いだりと生活にも影響が出ています。

那覇市では1月23日朝7時前に気温は12.3度で、寒い朝となりました。県庁前では小雨が降る中、ダウンを着たりマフラーを巻いて寒さ対策をする人の姿がみられ旅行客も想定外の寒さに驚いているようでした。

奈良県から来た人「ちょっとびっくりしていますね。もっと暑いかなと思って薄着で(沖縄に)来たら、(きょうは)めっちゃ寒いと思った」

愛知県から来た人「寒いですね。結構、沖縄来ているので、きょうは寒いなと思って」

沖縄気象台によりますと国頭村奥で午前7時前に9.2度を観測、渡嘉敷村でも午前8時半ごろに9.8度と県内9地点で今季最低の冷え込みとなりました。

この大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で北風が強く海上交通にも欠航が出ています。

町龍太郎記者「波が高くなっている影響で那覇と各離島をむすぶフェリーは全便欠航となっています」

いつもは利用客でにぎわうターミナルは閑散としていました。この寒さは1月24日にかけても続く見込みです。

大荒れの天候で港に入ろうとしていた海保の巡視船が強い風にあおられ岸壁をこすって破損させる事故を起こしていたことがわかりました。

1月23日午後6時ごろに那覇港で那覇海上保安部の巡視艇「でいご」が港に入る前の作業をしようと乗組員1人を降ろすために岸壁に近づいたところ上手く止まらずに接触しました。船でこすれた岸壁のコンクリートは縦約6cm・横約30mにわたって剥がれ落ちたということです。

事故によるけが人はなく船内への浸水や油漏れなどは確認されていません。当時、約10メートルの風が吹いていて那覇海上保安部が事故の原因を調べています。

那覇海上保安部の大河内克朗部長は「船舶の安全運航に十分配慮すべき巡視艇乗組員がこのような事故を起こしたことは誠に遺憾。再発防止に万全を尽くしていく」とコメントしています。