※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

ATMで現金を振り込もうとしていた女性に声をかけ、特殊詐欺の被害を未然に防いだ男性に、警察から感謝状が贈られました。

感謝状を贈られた山城祐貴さんは、2023年12月、うるま市にある郵便局のATMコーナーで、携帯電話で通話をしながら慣れない様子で振り込み操作をしていた80代の女性を手助けをしようと声をかけました。

女性は、市役所の年金係を名乗る男から「消費税の還付がある」と携帯電話で振り込み操作の指示を受けていました。その日は土曜日で、不審に思った山城さんが警察に通報し、詐欺だと発覚したということです。

石川警察署の大城靖署長は、「声をかけてくれたおかげで、被害を未然に防ぐことができた」と感謝を述べました。

感謝状を贈られたは山城祐貴さんは「(犯行が)未遂で終わって声かけをして良かったなと思います。これからも困っている人がいたら声かけを大事にしていきたいとおもいます」と話しました。

県内では過払い金を戻すという「還付金詐欺」が2023年1年間で10件発生していて、被害額はおよそ1470万円にのぼっています。警察は「不審な電話を受けたときには現金を振り込む前に家族や警察官に相談してほしい」と呼びかけています。