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一時的に給水は再開されましたが、今後の作業方法については検討しているということです。

うるま市の石川浄水場から西原浄水場に水を送る導水管で発生した漏水事故について県は、一部の送水を止めて復旧工事を行っていましたが、完了のめどが立たない事態になっています。

この事故は2024年1月16日、うるま市昆布に敷設している工業用水の導水管に漏水が見つかり県が昨夜まで石川浄水場から西原浄水場の送水の一部を止めて復旧工事を行っていました。

しかし、導水管の中の水を抜く際、制水弁と呼ばれる管の弁を閉めきることができず排水ができなかったため作業を休止し、漏水箇所を土や鉄板などで応急措置を行いました。

工事で送水が止められていた工業用水の供給は、2024年1月19日午前3時から再開したということです。

県企業局・松田了局長は「この度の当局の導水管の漏水に関しまして県民の皆さま市町村の皆さん、それから事業者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしました、心よりお詫び申し上げます」と述べました。

2024年1月19日午前、県企業局は会見を開き謝罪し、今回の事故で影響を受けた企業は、電力や鉄鋼・食品会社など96社に及んでいることを明らかにしました。

県企業局は、今回の漏水事故による完全復旧のめどは今のところ未定だとしていて、復旧工事を再開するために導水管工事を実施したことがある事業者からヒアリングを行い幅広い施工方法がないか検討するとしています。