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「フェムテック」という言葉、最近よく話題に上りますね。『Female+Technology』の略で、女性特有の健康課題を解決させるテクノロジーや商品・サービスのことです。

そのフェムテックを通して、県内の女性支援の輪を広げようと出来た団体が「フェムシップ」。船にたとえられています。

先月那覇市の県立博物館・美術館で開かれた講演会。日本女性財団の主催です。代表理事の津島ルリ子医師は「フェムシップで全ての女性が健康で生きやすく活躍できる社会をめざしたい」と意義を語りました。

会では若年妊婦など支援が必要な女性の相談に当たるフェムシップドクターを務める高宮城直子医師や県内の支援団体が登壇し、医療に携わる人が中心となって地域の女性たちの現状を知り、支援する活動の重要性を確認しました。

高宮城医師は「女性が抱える問題は本当にたくさんありまして、診療の中でもできるだけ支援につなげようとしていますけれど、やはり自分たちの力だけではどうにもならないので、色々なNPOや行政とつながる関係で適切なところへつなげてあげられるような、フェムシップドクターとして頑張っていきたいと思います」と話していました。

主催した日本女性財団では様々な検査や心の相談など、自らの健康をかえりみるきっかけと医療へアクセスする機会として、無料でクリニックを受診できるキャンペーンを行っているそうです。