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沖縄の次世代のリーダーを発掘し育てる人財育成プロジェクト「琉球フロッグス」というものがあります。プロジェクトの中で身に着けられる能力が「アントレプレナーシップ」と呼ばれる「起業家精神」です。自ら社会課題を見つけ解決案を創造し実行に移す力の事で、今、社会でも必要な力として注目されています

プロジェクトが誕生して今年で15年の歴史が積み重なりました。今回は2度目のチャレンジで、合格した1人の女性の姿を追いました。

琉球フロッグス15期 中間発表

やるか、やらないか。沖縄の次世代のリーダーを発掘し育てる人財育成プロジェクト「琉球フロッグス」プロジェクトが誕生して今年で15年。15期生には、中学生から大学生までの6人が選ばれました。

大嶺結葉さん「すごいうれしいけど自分を変えることの不安もあって一歩挑戦できて今年自分が変われるのが嬉しくて頑張ります。今年よろしくお願いします。」

高校2年生の大嶺結葉さん。実は彼女、5年前、フロッグスに応募していました。しかし、最終選考に残るも落選。今年、5年ぶりのリベンジを果たしました。

琉球フロッグス15期 中間発表

琉球フロッグスに選ばれると、およそ半年間の研修プログラムが待っています。研修の内容はと言うと・・・

社会が抱えている課題を見つけ出し、その課題を解決するためのサービス開発を行っていきます。最終的に、12月に開催されるリープデイと呼ばれるイベントで発表するという流れです。

中でも大きなイベントが8月に開催されるグローバル研修。世界で活躍する起業家や投資家の方に、自分たちのサービスをプレゼンします。その後、フィードバックをもらい、さらにサービスに磨きをかけるのです。

そして先月、そのサービスを発表する場、中間発表会が行われ会場には多くの人が詰めかけました。

琉球フロッグス15期 中間発表

大嶺結葉さん「緊張していないと言うと嘘になりますがシンプルにみんなに自分の世界観を伝えるか、自分の未来想像でワクワクをどうやって伝えてるかが一番重要。」「私が今、現在行っているのは絵と音楽で子どもたちにワクワクを届けることです。なぜ絵と音楽なのかそれは私が絵と音楽が大好きだから。」

大嶺さんが開発しているサービスは、子どもたちを対象にした「絵と音楽を組み合わせたサービス」です。

大嶺結葉さん「実際に1ヶ月前にこういうプロトタイプを作った。赤を描いたらドの音が鳴ってオレンジを描いたらレの音が鳴る」「再生ボタンを押したら画像内にある色を抽出して音階ができるというのを簡単に作りました。実際にこれはスクラッチというプログラミングを使って作りました」

株式会社 roku you代表取締役下向依梨さん「このサービスがあることですごく世界が豊かになる。子供から見る世界がすごく彩りがあって奥行きがあって面白い。世の中に対しての見方や空間の捉え方がものすごく変わりそう。」

琉球フロッグス15期 中間発表

参加した姉妹「楽しかった。音楽と絵が大好きだから良いイメージ。2人ともピアノをやっている。ディレクターこういうサービスが将来生まれたらいい?うん!うん!」

周りからの評価も上々。12月に開催されるリープデイでは、どこまで進化を遂げているのか?期待に胸が膨らみます。

大嶺結葉さんの母親はフロッグス1期生として活動していた。琉球フロッグスの人財育成プロジェクトは全国各地に広がってきている・蝦夷フロッグス(北海道)・日立フロッグス(茨城県)・福島フロッグス(福島県)・龍馬フロッグス(高知県)など。

リープデイは12月16日17日、場所はくくる糸満となっています。

琉球フロッグス15期 中間発表