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辺野古新基地建設をめぐり県は2023年8月17日、サンゴ移植を許可するよう求める農水大臣の是正指示を不服として、福岡高裁那覇支部に提訴しました。

この問題は、辺野古新基地建設を巡り、沖縄防衛局が県に大浦湾に生息するサンゴおよそ8万4千群体の移植を申請、県は、地盤改良工事が必要な軟弱地盤上にサンゴが生息していることなどから許可しませんでした。

これに対し防衛局側は、農林水産大臣に県の不許可の取り消しを求め、これに応じて農水大臣は県の移植不許可を取り消した上で、県に許可するよう是正指示を出しています。

県は、移植の許可を求める農水大臣の指示を違法だとして国地方係争処理委員会に指示取り消しの勧告を求めていました。委員会は2023年7月、その申し立てを退け、県は8月17日、農水大臣の指示取り消しを求めて福岡高裁那覇支部に提訴しました。

今回の提訴について玉城知事はコメントを出し「裁判で農水大臣の指示が違法と強く主張する。県民、国民の皆様のご支援・ご協力をいただきたい」としました。