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辺野古新基地建設を巡り防衛局が求めるサンゴの移植を認めるよう国が出した是正指示について、6月15日に開かれた国地方係争処理委員会で池田副知事が意見陳述を行いました。

辺野古新基地建設の埋立海域のサンゴをめぐっては、沖縄防衛局がサンゴ類およそ8万4000群体を移植するため特別採捕許可を申請しましたが県は不許可とし農林水産大臣は移植を許可するよう県に是正指示を出しました。県はこれを不服とし国地方係争処理委員会に審査を申し出ていました。

6月16日に開かれた委員会で池田副知事が意見陳述を行い、この中で農水大臣による是正指示は「地方自治法の関与制度の趣旨を逸脱した違法なものであり、直ちに取り消されるべき」と主張した上で、設計変更申請が承認されておらず移植の必要性は認められないとしています。

一方、農水大臣側は国土交通大臣が設計変更申請を承認するよう指示したことに県が従っていないことが違法だと主張しています。

次回の委員会の開催は調整中となっていますが、審査の申し出から90日以内に結論を出すことになっているため2023年7月末までには、結論が出される見込みです。