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若い人をはじめ多くの人に関心を持ってもらいたいと今回の起用に期待を寄せています。世界で活躍する県出身の総合格闘家が特殊詐欺の被害を防ぐPR大使に任命されました。

参加者が「特殊詐欺をノックアウト」と述べました。

那覇警察署の特殊詐欺被害防止PR大使に任命されたのは、那覇市出身の総合格闘家・平良達郎選手で、現在、世界最高峰と言われるアメリカの総合格闘技団体・UFCで活躍しています。

任命式では、那覇地区の金融機関防犯連絡会なども参加し、那覇署の山内敏雄署長は、平良選手の起用について「若い人をはじめ多くの人に特殊詐欺が多く発生している状況を知ってもらいたい」と期待を寄せています。

任命式のあと、早速、近くの銀行のATMの前で特殊詐欺の防止を呼びかける広報活動を行いました。

平良達郎選手は「詐欺に遭わないためにも「こういう詐欺があるんだよ」という、頭の片隅に置くだけでもちょっと違うと思うので、まずはそういう特殊詐欺について知ってもらうことから始めていけたらなと思います」と話しました。

那覇署の管内では、2022年1年間で特殊詐欺の被害が7件だったのが、2023年は4月末までに既に5件発生していて、2023年2月には投資詐欺で1830万円の被害が確認されています。

那覇署は「不審な電話や振り込み依頼があったときはすぐに判断せず、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。