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スイスから遠路はるばる1万キロ!

念願の”エイサー留学”をかなえた男性が1月10日にうるま市を訪れ、100年以上の伝統を持つ「平敷屋エイサー」を体験しました。

白と黒のウッチャキに身を包み、パーランクーを高らかに鳴らすスイス人のハン・エマヌエルさん(42)は「平敷屋エイサー」を体験するためうるま市にやって来ました。

スイスの北西部・バーゼルに住むエマヌエルさんは都市計画の仕事に携わる傍ら和太鼓やエイサーを広める活動を現地で続けています。幼少期を三重県で過ごした経験があり2006年に初めて沖縄を訪れた時に沖縄の伝統文化に興味を持ったということです。動画で見た「平敷屋エイサー」に心を奪われ、本場でその技術を習おうとメールでやりとりをして念願の体験留学を実現させました。

スイスから来沖ハン・エマヌエルさん「(平敷屋エイサーの)踊り方と動き方はいい気持ちです、身体に。もっともっと習いたい。おもしろいだから」

1月10日は保存会の東武さんから手ほどきを受けながら、明治時代から受け継がれてきた100年以上の歴史を誇る「平敷屋エイサー」独特の足の運びやパーランクーの打ち方を身に着けるため三線と歌の生演奏にあわせて踊る稽古に励みました。

平敷屋エイサー保存会・東武さん「沖縄の文化というのが世界中に発信されていてね、その愛好家がわざわざ遠いところから、それも自費で来るわけでしょ、あきさみよ。すごいことだと思う。(エマヌエルさんが)満足いくようなことを教えて帰ってもらいたいとは思っていますけどね」

エマヌエルさんの弾き語りエマヌエルさんは「沖縄で体験したエイサーを今後も続けていきたい」と意気込んでいて1月16日まで滞在する間に琉歌や民謡、三線など沖縄の伝統文化に触れる予定です。