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プロレスの話題です。新型コロナの影響で糸満市ではことしもハーレーや大綱引といった伝統行事が行われませんでした。

その故郷、糸満を元気づけたいと地元出身のレスラーが初めての自主興行を行いました。白熱のリングの模様をお伝えします。

18日、シャボン玉石けん くくる糸満大ホールで行われた糸満プロレス祭り。

地元琉球ドラゴンプロレスの選手たちをはじめ県外からも実力派レスラーたちが駆けつけまだプロレス開催になじみの少ない糸満でその魅力をアピール。

糸満を愛し愛されるレスラー ウルトラソーキ初自主興行

また市内の子ども食堂へのチャリティーやクリスマスプレゼントの贈呈も行われました。スポンサー集めやPRに汗をかき自主興行として初めて大会を開いたのが琉球ドラゴンプロレスのレスラーで地元糸満出身のウルトラソーキ。

ウルトラソーキ選手「コロナウイルスの影響で糸満ハーレーや大綱引とか伝統行事ができなくなっている。僕の大好きな糸満を僕の大好きなプロレスで盛り上げていこうと思った」

メインのタッグマッチに登場したソーキは南城市出身のティーラン獅沙(シーサー)と南部ペアを結成。188cmのビッグマン、K-JAX(ケージャックス)そして技巧派、美ら海セイバー組と対戦しました。

180cm120kgのソーキですが序盤、相手のパワーと技のコンビネーションに苦しめられます。しかし、地元開催で負けられない戦い。地元の応援も背に、逆襲を図りました。

糸満を愛し愛されるレスラー ウルトラソーキ初自主興行

体格で勝るK-JAXを頭から落としてそのままフォール。見事3カウントを奪ったソーキ。故郷での自主興行に白星の花を添えました。

お父さんと男の子2人「どうだったウルトラソーキ?」「楽しかった!!強かった!!」

お父さんと娘さん「初めて会場で生で見たがすごく迫力があって楽しかった」「選手たちが(相手を)投げたりしているのがかっこ良かったし面白かった」

ウルトラソーキ選手「糸満にプロレスを持って来てくれてありがとうと言ってくれたのが一番うれしかった。何回でもやって糸満の力になれたらいいなと思う」

琉球ドラゴンプロレスグルクンマスク代表「(スポンサーや観客集めなど)たいへんな思いを自分事としてとらえられる人間が増えていくそれが僕は理想ではあるので。きょうの興行でウルトラソーキに今後いろいろなことを任せられるかなという部分があったので非常にそれは良かった」

地元愛をリングで表現したウルトラソーキ。プロレスファンのさらなる拡大にも汗をかき続けます。