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日米が行っている共同統合演習で、与那国島では11月17日、自衛隊の機動戦闘車を輸送し駐屯地まで一般道を使用し走行する訓練を実施しました。

正午ごろに、与那国空港に到着した自衛隊の輸送機。

濱元晋一郎記者「ゆっくりと機動戦闘車が姿を現わしました」。

今回の演習で使用する、105ミリ砲を搭載した機動戦闘車1台を確認することが出来ました。

空港の外では、訓練に反対する住民らが集まり、横断幕やプラカードをもって抗議の声をあげていました。

反対する住民「挑発で前線に住んでいる島の人たち、私もそうですけどやっぱりすごい不安に感じてるけれども、(一般道路を走ることは)すごい許せない感じ」。

「戦車走るなー」との声が上がるなか、

濱元記者「反対の声が響く中、機動戦闘車が公道に入ろうとしています」。

機動戦闘車がゲートから出てくると、抗議する人たちと警備にあたっていた警察とがもみ合う場面も見られました。自衛隊の車両は、警察に先導されるかたちで県道216号を走行し、通学路などもある住宅街を抜けて駐屯地に入りました。

訓練は11月18日も行われ、自衛隊は機動戦闘車を県道を走行させます。

今回の訓練が実施されたことを受けて玉城知事は、「沖縄防衛局に公道を自走する訓練について懸念を伝えていたが、実施されたことは誠に残念」「県民への影響が最小限となるよう配慮するとともに一層丁寧に説明を行うよう求めてまいります」とコメントしました。