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11月1日の「琉球歴史文化の日」にあわせて沖縄と移民のつながりをテーマにした高校生に向けの記念イベントが那覇市の県立博物館・美術館で開かれました。

「琉球歴史文化の日」は、沖縄の歴史・文化への理解を深め、故郷への誇りや愛着を感じられる地域社会の実現を目指して県が去年、制定したものです。

世界のウチナ-ンチュ大会と連動した今回の記念イベントは移民と沖縄のつながりをテーマに講演とシンポジウムが開かれ、歴史や芸能・文化などそれぞれの分野からパネリストが登壇して次世代を担う高校生にメッセージを贈りました。

琉球歴史家・賀数仁然さん「華やかなりし琉球王朝ってイメージがとってもあると思うんですよ、沖縄文化・琉球文化っていうと、だからすごいきらびやかな世界っていうのがまず我々イメージあるんだけど、話してると苦労してきた話とか結構出てくるじゃないですか。外交の国として、きらびやかな世界を作り上げたんですよ。小さな国貧しい国だとわかった上で何するかっていうので、積み上げてきた文化だと思ってます」

シンポジウムでは海外との交易で栄えた琉球の時代や労働移民として海を渡った人々の苦労などが紹介され、参加した約200人の高校生たちが真剣な表情で耳を傾けていました。