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先週水曜日に公示された参議院選挙。選挙戦は初めての土日を迎え、各地で候補者が支持を訴えました。また期日前投票も好調ですでに2万5000人あまりが投票を済ませています。

参議院選挙沖縄選挙区には届け出順に無所属で現職の伊波洋一(いは・よういち)さん、自民党公認で新人の古謝玄太(こじゃ・げんた)さん、NHK党公認で新人の山本圭(やまもと・けい)さん、諸派で新人の河野禎史(かわの・さだふみ)さん、諸派で新人の金城竜郎(きんじょう・たつろう)さんの5人が立候補しています。

期日前投票 来月10日の投開票日を前に先週木曜日から期日前投票が始まっています。県選挙管理委員会によりますと先週木曜日から投票日の14日前となるきのうまでに有権者数の2.18%にあたる2万5818人がすでに投票を済ませていました。

慰霊の日の公示を避けるため今回の参院選は期間が1日長いものの前回2019年の参院選の投票日14日前と比較すると7862人、投票率では0.65ポイント増加しています。

期日前投票を利用する人は増加傾向にあり、投票日の14日前時点で期日前投票の投票率が2%を超えたのは参院選では初めてだということです。

期日前投票は投開票日前日の7月9日まで行われます。

オール沖縄勢力が推す現職伊波さんと、自民公認で公明が推薦する新人の古謝さんの2人を中心とする今回の選挙戦。初めての土日を迎え、両候補は各地で支持を訴えました。

主に石垣、宮古を回った伊波さんはきのう午後那覇市内で女性集会を開き、玉城知事などと支援を呼びかけました。

玉城知事「沖縄の一つひとつの声をしっかり政府に確認しながら、だからこうあるべきでしょという提案型の委員会への質問なども繰り返し行っていただきました。私たちはきょうここでひとつ大切なことを確認しましょう。私たちにとって必要な参議院議員のひとりは伊波洋一さんです」

集会の中で伊波さんはこれまでの実績を挙げながらこれからも沖縄の問題を政府に訴えていくと主張しました。

初の土日を迎えた参院選 両候補の動き

伊波候補「いろんな問題が沖縄には本当にある、それを日本政府はまったく解決していません、米軍に関しては。米軍問題は不問にしているんです、全部。これは明らかに沖縄差別ですし、そもそもそんな政府があっていいはずはない。私たちは沖縄の声をしっかり国政に伝えて、解決をさせていく」

一方の古謝さんは、本島内の各地で総決起大会を開き応援には菅前総理が入り支持を訴えました。

菅前総理「将来を期待された古謝玄太でありますけども、本人はそうした将来を断ち切って何としても古里、沖縄のために全力で自分の経験を生かしたい、そうした思いでこの選挙に立候補したわけであります」

沖縄市での総決起大会で古謝さんは子育て環境の充実などを重点的に訴えました。

初の土日を迎えた参院選 両候補の動き

古謝候補「子育て世代に寄り添うというよりも、私自身が子育て世代ですので、まさにその一員として子育て環境の改善、しっかり取り組んでまいります。4人の子育て中の古謝玄太だからこそできる子育てに優しい島づくり、全力で取り組んでまいります」

初の土日を迎えた参院選 両候補の動き

今回の選挙戦ではNHK党の山本さんはNHKのスクランブル放送の実現などを訴ええています。

また諸派の河野さんは教育や人人材育成の重要性などを訴えています。

同じく諸派の金城さんは抑止力の強化などを訴えています。

参議院選挙の投開票は来月10日です。