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本土復帰から半世紀という節目の年を迎えるにあたって、27年間続いたアメリカ統治の時代を振り返る子ども向けの展示が糸満市の平和記念公園で開かれています。

平和祈念資料館では「切り離された沖縄クイズで学ぶ27年間のアメリカ統治」と題して、復帰を知らない子どもたちが学べる企画展が3月1日に始まりました。

戦後、軍事を優先とするアメリカに統治された沖縄は日常生活に様々な制限が強いられていました。物資が枯渇し軍用機に使われていた金属を再利用してやかんやアイロンなど日用品をまかなっていました。暮らしに欠かせない通貨はアメリカの政策転換にあわせて大規模な変更が5回もありました。

1972年に本土復帰を果たすまでの歩みについて31問のクイズが用意されているほか、68枚の写真など当時の状況をリアルに伝える資料の数々を間近で見ることができます。

平和祈念資料館・儀間智美さん「今回の展示をきっかけに子どもたちが自分で調べてみる機会につながればいいなと。解説などもできるだけわかりやすく作っているので楽しんでもらえるとうれしい」

復帰の企画展「切り離された沖縄」は平和祈念資料館で5月下旬まで開かれています。

平和祈念資料館で本土復帰を学ぶ子ども企画展