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まん延防止の3週間の延長始まる 飲食店「長いな…」

2月20日まで約3週間、まん延防止措置の延長が2月1日から始まりました。「これ以上長引けば、店を続けられなくなる」と飲食店は今の苦しい状況を耐え忍んでいます。

考福・福本考平社長「(約3週間の延長が)長いなというのが正直なところ」

唐揚げやチキン南蛮など鶏料理がうりの居酒屋は、まん延防止措置の開始とともに営業をストップしていて、延長期間も休業を続ける方針です。

福本社長「スタッフがもし感染した場合っていう懸念と、開けてもどうなのかなっていう部分もあって、総合的に判断して休業という形を取らせていただいてます」

この店は2021年4月から続いた緊急事態宣言期間中、協力金の支給が遅かったために店が潰れるかどうかの瀬戸際に立たされました。今回も協力金の支給が遅くなれば資金繰りのめどがたたなくなり、時短営業に協力できなくなると苦しい状況に置かれています。

福本社長「(去年)限界が来てしまいまして。潰れるか(時短の要請を)無視するかという瀬戸際まで来たので、(今回も)協力金の状況次第ではやらざるを得ないかなと思ってます」

これから3月末にかけて歓送迎会で団体の予約が増える時期ですが、再延長という事態になればコロナ苦境が重くのしかかることになります。いつまで体力が持つのか飲食店の多くはギリギリの状態です。

まん延防止の3週間の延長始まる 飲食店「長いな…」

まん延防止の延長で2月失う ホテルの苦悩

寒い時期を暖かく過ごそうと沖縄に来る人が増えるこれからの時期に期待をしていたホテルも、まん延防止の延長に頭を抱えています。

ホテルパームロイヤルNAHA国際通り・高倉直久総支配人「まん延防止等重点措置が始まってからずっとキャンセルが続くような形になってしまいまして、きょうまでに約600件のキャンセルが入っています。これからまた予約が増えてくるかというとまだ全然読めない状況です」

こちらのホテルでは2022年に入ってから、稼働率が想定の半分にまで落ち込んでいました。2月はプロ野球のチームが沖縄キャンプにやって来る絶好のかき入れ時なのに、第6波に大きく足を引っ張られています。

高倉総支配人「例年ですと2月の那覇市内の(ホテルの)稼働率は9割方(キャンプ関係者が)占めていますので、2月の元々当初見込んでいた予算には満たない状況になってしまう」

コロナ禍という長いトンネルが続くホテル業は、感染拡大が収束しないと売り上げの回復に向けたきっかけづくりもままならないと苦悩の日々を過ごしています。

高倉総支配人「いろいろな観光業を支援してくださるような措置というのが早めに取られるよう願っております。収束に向かって気を引き締めながら旅行を楽しんでいただけるような旅行マインドに戻っていただきたいというふうに感じております」

まん延防止の延長で2月失う ホテルの苦悩

「まん延防止」延長であきらめ感も…

まん延防止措置の延長は2月20日で本当に終わるのか…街の人たちから「コロナに疲れた」といった我慢の限界を訴える声や今よりも効果が期待できる「緊急事態宣言」を求める声など様々な意見が聞かれました。

「もう自粛疲れというか…。(Q:延長に成果はあると思う?)動く人は動くし、動かない人はずっと動かないんで、結局あんまり変らないと思いますね」「まん延防止よりも緊急事態とかの方がいいのかなって思いますけど、個々で注意していかないといけないのかなっていう」「ちょっと残念な気持ちはあります。みなさんが我慢して、行動制限等々、一人ひとりやれることっていうのをやれば、何とか回復していくと思います」

「まん延防止」延長であきらめ感も…